僕が読書が好きになったきっかけ(子供を読書好きにしたい人へ)

読書について考察
読書について考察

こんにちは!ベルピピです。

僕は月に10冊程度本を読む生活を続けています。

自分の自由にできる時間は読書をすることが断トツに多いです。

そんな僕が読書が好きになったきっかけと、読書好きになるための再現性が高そうな方法についてご紹介します。

「どうやったら読書が好きになるの?」に対する僕の答え

趣味が読書と公言している僕はしばしばこのような質問を受けます。

リアルな世界ではめんどくさいし、自分の恥ずかしい過去にも触れる話にもなるので適当な回答をしてますが、ブログなので本音で書かせてもらおうと思います。

僕は読書が好きですが、子供のころからずっと読書が好きだったわけではありません。中学生の頃に明確なターニングポイントがありました。そのため僕は自分の経験から、後天的に誰でも読書好きになれると思っています。

読書を趣味にしたい人、子供に読書を習慣づけたい人向けに、僕が読書が好きになったきっかけと継続的に読書を続けられるようになるまでの流れを紹介したいと思います

◆僕が読書が好きになったきっかけ

感受性が豊かで中二病まっさかりの時に、ピンポイントで突き刺さる本に出合えたこと、

読書の楽しさを知って、活字が得意と思いこんだところから、能動的な読書量が跳ね上がりました。

結論、僕が読書が好きになったのは中二病のおかげです。中二病の自分がハマる本と出合う、読破して本を読める自分に酔いしれる。読書ができる自信から次から次へ新しい本に手を伸ばす。

この繰り返しによって読書スキルが上がっていき、高校入学時にはたいていの本ならストレスなく読めるようになっていました。子供が(潜在的な部分も含めて)好きそうな本を見極めて手の届くところに置くか、親の観察力次第で読書ができる子にすることは可能だと思っています。

娘(今は3歳)といつか好きな本を共有をしたいという願望がある僕は自分が読書を好きになった同じ手順を、娘にこっそり試してみようと思っています。

家の中に置いてあった少し背伸びをさせる読書

僕が読書を好きになったのは中学時代に出会ったある1冊の本がきっかけでした。中学時代はサッカー部で読書をする習慣もなく、読書好きになる気配は皆無だったと思います。

ただ母親が本が好きで、いたるところに本が置いてあり、共有のスペースのなんとなく手が伸ばしやすいところに様々な種類の本が置いてあった記憶があります。

宿題の合間や、友達とのメールの空き時間にパラパラと本を眺められる環境になっていて本を勧められた記憶もあるので、読書をさせようと色々試してくれていたんだと思います。

エッセイや旅行記、図鑑なんかを暇つぶしに短い時間読んでいたことはありましたが、本気で物語に引き込まれたのは母が持っていたこんな触れ込みの本でした。

◆神話をモチーフにした「もののけ姫」っぽい本があるよ!

ジブリ映画にドはまりしていた僕にとっては相当魅力的なワードでした。

◆僕が読書を好きになったきっかけの本 「空色勾玉」著:萩野規子さん

「国生み」神話のイザナギとイザナミの双子の照日王(天照大神)と月代王(月読命)が輝の勢力として地上を平定しようとしていた時代の話。反対勢力の巫女姫沙也と輝の勢力で幽閉されていた稚羽矢(スサノオ)が出会い、日本神話をベースにした恋愛ファンタジー。

もののけ姫っぽいかは置いておいて、僕の中二病マインドに相当突き刺さった作品でした。

500ページを超える長編作でしたが、ワクワクが止まらず読み切ることができました。「空色勾玉」を読んでキャラクターの目線で疑似体験をすることで、読書には、感動して泣いたり、生きる希望をもらったり、心が揺さぶられるほどの大きな力があることを体験と共に理解しました。

読書楽しい理由を素直に自分事として飲込めた瞬間でした。「空色勾玉」読破が、この分厚い本を読めたのだから自分はどんな本でも読めるはずと、読書の成功体験となり、ここから僕の読書人生がスタートします。

立て続けに読んだ本たち

◆「空色勾玉」→「白鳥異伝」「薄紅天女」 勾玉3部作を一気読み

相当ボリュームがある本たちをよくあの時の僕が読み切れたなと思います。

超大ヒット作なので物語自体が素晴らしかったことはもちろんですが、中二病の感受性の中で読んだので、本気で物語のキャラクターに自己投影をすることができたんだと思います。物語の中の人物を自分自身に置き換えたり、身近な友人となって一緒に旅できることを知り、閉塞感のある現実から本を開けば手軽に逃げ出せることに気づきました。読書の可能性は自分のスタンス次第で無限大に広がります。

また勾玉3部作は読書好きになったきっかけのみならず、神話内や歴史上の人物が「感情を持った血の通った人間」であることに気づき、感動して日本史に興味が湧き大学受験に役立つというおまけまでありました。

◆これもジブリ映画になった本「海がきこえる」著:氷室冴子

入り口はジブリ映画でした。映画のラストの歌の中で知らないお姉さんが出ていて、原作があり、原作には映画の続きがあることを知ったことがきっかけで読んだ本です。

海がきこえるの主人公の杜崎 拓は四国の高校生で、東京から転入してきた武藤 里伽子に振り回されます。高校生から始まり、大学生になった2人の恋愛が描かれていて中学生の僕にとっては、自分の未来と重ねてワクワクして読んだ作品です。物語の中で拓は里伽子に付き添っていった東京旅行で、大学は東京に行くことを決意しますが、僕も大学は地元を離れて都心に出たいとはっきりと決めるきっかけになりました。実際に東京に出て新宿や吉祥寺の駅を自分の目で見た時は感動しました。

◆同世代はみんな好きかな?「バッテリー」著:あさのあつこさん

中学野球を題材にした作品で、天才ピッチャーの原田巧の内面の成長を描いた物語です。

初めてファンになった作家です。

人気の本だからという理由で1巻のみ母の本として家にありました。「勾玉3部作」や「海がきこえる」はジブリや親きっかけで読んだ本ですが、「バッテリー」は1巻以降は図書館で自分で借りて読みました。この後、同じ作者の本を探して他の作品もどんどん読んでいくことになります。初めて能動的に読書を始めたので、ここで読書好きの僕が完成したと思います。

まとめ

このように中学生で中二病真っ只中だった僕の少し目線を高めてくれる本が、手の届く範囲にあったことが、読書が好きになったきっかけになっています。

逆に言えば子供が感受性が豊かな時期(中二病)にしっかりとハマる本をさりげなく勧めたり、共有デスクの上に置いておくことができ、子供が読書をスタートさせるきっかけになる1冊との出会いをアシストできれば、狙って読書好きにすることができると思います。

娘を観察して感受性にハマりそうな本を共有スペースに置くこと。それが僕の将来やろうと思っている作戦です。勘どころの良い親でいれるように努力するのが今の僕のできることかなと思っています。

中二病は痛いだけじゃなかったはず!!

さようなら

 

 

 

 

 

 

 

 

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