今年から娘が幼稚園児になりました。初めての集団生活を一生懸命に頑張る姿を見守っています。
心配事も今まで以上に増えて、親としてどうすべきか対応に悩むことも多いです。心配が過ぎて冷静な判断ができずに、失敗して自己嫌悪に陥ることも度々あります。
そんな折、同じように悩んでいた奥さんが買ってきた
◆『3~6歳の子育てハッピーアドバイス』著:明橋大二さん を読んでみました。
育児本は初めて読みましたが、すぐにでも変えられる考え方のコツや行動指針が、具体例を交えながら分かりやすく解説されていました。子育てビギナーなパパママは読んで損はないと思います。
今日は僕がすぐにでも取り入れたいと感じたお勧めポイントを5個ピックアップして紹介します。
①自己肯定感を高められそうな事を行動レベルに落とし込んで実行する
自分の子供の自己肯定感の具合を正確に捉えることは難しいと思います。僕自身も子育てをしていて、娘の言動を見ていて自己肯定感が高そうに見える時もあれば、逆に低そうに見えて心配になることもあります。
3歳児の自己肯定感は形成過程すぎて、気持ちのコンディションによっても全然変わります。毎日一緒にいますが、正直よくわかりません。自己肯定感に関して僕が至った結論はこちらです!
そもそも自分の自己肯定感すら正確に認識できないのに、娘とはいえ別人格の人間の自己肯定感を正確に理解するのは無理がある。
自己肯定感を正確に把握するより、良いなと思ったポイントをどんどん行動に落とし込んで実行していこうとう!という感じです。実際に実行しようと思ったアドバイスをここから書いていきます!
②9:1の1の良い部分をひろって褒める、ありがとうを伝える
子供にルールを教える時に「できないところを指摘するより、できたところを褒めたほうが遥かに身につく」と書いてあり、確かにそうだと思いました。
ただ難しいのは子供ってできない事の方が圧倒的に多いからだと思います。
僕は素で接していると行動の半分以上が注意してしまうと思います。
悪い方は基本的に目をつぶって、1割のできたポイントを褒める、お礼を言う
褒められれば子供もうれしいし、親もストレスがありません。注意ばかりしていると自己肯定感を下げることにもつながり良いことなしです。
子供はできなくて当たり前、できている部分がすごい事なんだと、日々の生活の中で忙殺されてしまうこの考え方をしっかりと刷り込こんで行動に変えていこうと思いました。
数か月実行してみましたが、良いところを見つけようと視点を変えると、見逃していた「できた」ことがたくさん見つけられるようになってきました。
昼間は仕事で四六時中、娘と一緒にいるわけではないので、妻より僕の方が余裕をもって接することができるので、忘れずに続けていきたいです。
③他の子と比べない、過去との比較で成長を見逃さない
子供が幼稚園に入り、無意識に他の子と比べることが多くなっていることに気づきました。
他の子との比較を娘に直接ぶつけることは無いですが、無意識に他の子と比べてしまっていて、できない事に焦りを感じることがあり、間接的に他の子との比較を含んだ発言をしてしまっています。
他の子と比べることで、自分の娘の過去との成長に目を向けないのは、子供からしたら悲しすぎるし、自己肯定感を下げることに繋がります。何か新たにできたと報告してくれても、他の子と比べてしまっていたら100%本気で褒められないかもしれません。
「やっとできるようになったか」、「他の子はもっと上手にできてたな」とか、周囲の情報をなるべく入れずに、以前の娘との比較をもっと大事にしていこうと思います。
④まず共感、とりあえず共感してからスタートする
否定する前にワンクッション入れて子供の感情を受け止めてから、ダメな理由を説明すべき、とあってこれも確かにそうだなと思いました。そもそも、子供との会話でとりあえず否定してしまうことが本当に多いです。
◆例えば今日の昼過ぎの会話だと
娘:「ウサギのいる公園に行きたい!」
パパ:「1時間かかるし着いたころには終わっちゃってるから無理だよ」
娘:「行きたい!行きたい!行きたい!」
パパ:「我がまま言わないで!行きたいなら朝一番に言ってよ」
娘のウサギに会いたい気持ちを無視して、否定しかしていません。
「ウサギ可愛いもんね、会いたいよね」とか「ウサギ好きだもんね」とか、共感する言葉をワンクッション入れたら、行けない事実は変わらなくても、パパが気持ちを分かってくれたと思って心象は相当変わると思います。
本の中で紹介されていた分かりやすい例だと、おもちゃ買ってと駄々をこねる子供に対し、高いからダメとか、もう置いてくよとか、否定だけで強制的に終わらせないで、可愛いからほしくなっちゃうよね!とワンクッション共感をしてからでもね、と続けていく会話が紹介されています。
子供と一緒にいるとダメって言葉を1日に何回言っているか分からない程です。ワンクッション共感してからダメと伝えるようにしたいと思います。
⑤愛情を伝えるためには甘えが必要。甘えられた時はチャンスと思う
これも読んでいてハッとさせられたところでした。愛情が大事なことは間違いないですが、甘えてこない子供に愛情を伝えることは相当難しい。確かにそうだと思います。甘えてきてくれてそれに応えることで愛情が伝わって、自己肯定感は伸びていきます。
甘えさせすぎると我がままになってしまうのではないかと考えがちですが、「甘えさせる」と「甘えやかす」を分けて考えるように勧めています。
「甘えさせる」とは子供の情緒的な要求に応えることと定義し、話を聞いてとか、泣いたところにしっかり対応するとか、「甘えさせる」は子供の自己肯定感を上げることに重要でどれだけやっても「甘やかし」にはならないそうです。情緒的な要求にはどんどん応えてあげるべきだと書いてあります。
「甘やかし」とは子供の物理的な要求に言われるがままに応えることと定義し、お菓子とかおもちゃとかを要求のままに与えていくことです。物理的な要求には制限する必要があります。また、子供が自分でできることを、大人が手をだしてしまうこと、先回りして対処してしまうような「過干渉」も「甘やかし」に含まれます。
甘えてきた時は愛情をしっかりと伝え、自己肯定感を上げるチャンスだと思って、「甘えさえる」はどんどんやっていきたいと思います。
まとめ
自己肯定感を高めようと思うと何をしていいか分からないので、自己肯定感が上がりそうなことをどんどん取り入れて実行していこうというのがこの本を読み終わった僕の感想です。
そして、当たり前だと思うことも、当事者になってみると意外とできていないことが多いことに気づきました。子供のことを心配しすぎたり、余裕がなかったりと、共感するとか、他の子と比べないとか、そんな事すら十分にできていなかったです。
パパとしてどうあるべきか、初心に帰って改めて考えることができました。自分の親としての姿勢を振り返るきっかけにもなるので、『3歳~6歳の子育てハッピーアドバイス』のようなハウツー本はたまに読んでみるのも良いのではないでしょうか。
明日からパパをまた頑張ろう!!
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